件  名 :第5話  「桜まつりの城内は宴会場」(岡山県・津山城)
差出人 :近ちゃん
送信日時 :2001/2/25  20:44

岡山県の北部に大きな城下町がある。 「織田信長」とともに本能寺の変で
討死した「森蘭丸」の弟の「森忠政」が13年の歳月をかけて築城した「津山城」は
全国的に見ても屈指の名城であり、実戦本位の城として造られた。

築城と同時に進められた城下町作りは完成するまでに60年の歳月を要した。
城を中心に、武家の位による住宅街が造られた。
そして、その外側にお寺や商家や町人を集団移住させた。

今でも、城下町の形態を残している。
一例を挙げれば、士族町、侍屋敷町、商家町、寺町、足軽町、職人町、船頭町、
鉄砲町、紺屋町、伏見町、桶屋町、鍛冶町、・・・機能重視の町作りをしている。

庭園も「津山城衆楽園」という、大名庭園中の秀作であり、市民に公開されている。

津山に行くには、姫路からJR姫新線、岡山からはJR津山線、高速道路なら
中国自動車道路を利用する。

近ちゃんの「津山通い」は、お城めぐりもさることながら、さらにこの奥地に
有名な温泉地が有ったことも係わってくる。

津山城には、3〜4回行った。
やはり、城内の鶴山公園に植えられている2000本のソメイヨシノの桜の花の
咲くときが最高のにぎわいのある時であった。
桜の木の下にゴザを敷き、宴会会場がそちこちに出来ていた。

お城の建物は、明治維新の時に撤廃され、太平洋戦争前には、天守閣が
復元されていたが、戦時中アメリカ軍による津山市内が爆撃の目標になる
恐れから、解体されてしまった。
戦後、復元の兆しがないまま、石垣だけがお城の大きさを現在に語り継いでいる。

城から北へ1キロメートルの所に藩主の別邸があり、その庭園(衆楽園)を
見るだけでも半日ほど必要である。

寺町も見るべき所多し、一度訪れてみるのが良いのは、庶民の生活に直結する
食べ物に関する街角に足を踏み入れ、商業活動のエネルギッシュを
体験してみると良い。

一方、津山駅から北へ3キロメートル行くと、2000年も昔から古代人が
生活していた。
津山地方には、1000基以上の古墳があり、歴史的に見ても、中心的拠点で
有ったことが伺い知れる。

津山の奥座敷として、奥津温泉と湯郷温泉が有名なことを書き添えておく。

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